2023年9月8日任意売却の4つのメリットと注意すべきポイント
こんにちは。匠工房です。今回は任意売却についてお話しします。
任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった時に、金融機関の許可を得て行う特殊な売却方法です。この方法を利用すると、競売よりも高い価格で家を売ることが可能になります。ただし、この方法は一定の期間に限られ、専門的な知識が必要となります。
競売は裁判所が行う法的な手続きで、不動産を差し押さえて売却し、その代金で債権を回収します。競売の価格は通常、市場価格の60〜70%程度となり、任意売却よりも低く設定されます。競売は法律に基づいて進められるため、債務者の都合は考慮されません。
任意売却には様々なメリットがあります。
①高額で売却できる: 競売よりも高い価格で売却できます。
②プライバシーの保護: 家の写真や所有者情報が公開されることがありません。
③費用の軽減: 売却や引越しの費用が軽減される可能性があります。
④引渡し日の調整: 債務者の新生活の状況を考慮した引渡し日の調整が可能です。
次に任意売却のデメリットを挙げていきます。
①信用情報の悪化: 信用情報機関に滞納の記録が残り、ローンやクレジットカードの審査に影響が出る可能性があります。
②周囲に知れる可能性: 任意売却の事実が口コミで広がる可能性があります。
③保証人への影響: 保証人に迷惑がかかることがあります。
任意売却には期限があり、遅れると遅延損害金が発生します。また、未返済のローンは分割で返済する必要があります。さらに、任意売却は債権者の許可が必要であり、所有者が承諾しない場合は行えません。
任意売却は住宅ローンの返済が困難になった時に利用できる方法ですが、競売とは異なり、高い価格で売却できるメリットがあります。しかし、デメリットや注意点もあり、専門的な知識が必要となります。この方法を利用する際は、早めの相談と経験豊富な不動産会社の選定が重要です。